公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

クコ

(ナス科)

 

撮影日 2021-09-27

植物のある場所 民間薬原料植物区

土手、河原、海沿い、荒れ地などに生育する低木で、葉腋や短い枝の先端に、しばしば棘を形成します。
図鑑では落葉低木と書かれることもありますが、関東地方では常緑のまま越冬する様子もよく見られます。
果実:クコシ(枸杞子)日本薬局方収載
根皮:ジコッピ(地骨皮)日本薬局方収載
葉:クコヨウ(枸杞葉)
と、部位により3種の生薬を得ることができます。
花は夏7月頃より秋遅く11月頃までみられ、直径1cmほどで紫色、咲き終わっても開いた形のまま退色するのも特徴的です。
晩秋には果実が赤く熟し、クコシとして利用できるようになります。果実は薬用とする他にも、料理、菓子(杏仁豆腐のトッピングなど)、果実酒(クコ酒)といった用途があります。
【生薬名・薬用部分】上記参照
【用途】漢方処方用薬:疲労回復・解熱・滋養強壮作用(杞菊地黄丸ほか)
    民間薬:滋養強壮作用
【成分】クコシ:アミノ酸類(ベタイン)、カロテノイド
    ジコッピ:アルカロイドなど
    クコヨウ:フラボノイド(ルチン)、ベタインなど
【分布】北海道~沖縄、朝鮮半島、台湾、中国、ネパール、パキスタン

新常用和漢薬集「クコシ」

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