公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ワタ

(アオイ科)

 

撮影日 2021-10-04

植物のある場所 民間薬原料植物区

日本在来系統のワタです。茎の下部では果実が熟して裂開し、綿繊維が見えています。茎の上の方では花も引続きみられます。
このワタは、紀元前からインドで栽培されてきたキダチワタから生じた一年草のワタが12世紀頃中国に伝わってナンキンワタの系統となり、それが16世紀頃にわが国へもたらされた系統であると考えられます。
リクチメン(陸地綿)やカイトウメン(海島綿)に比較して繊維は短く、紡績用よりも布団の中綿などに使われます。

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