公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

カリガネソウ

(クマツヅラ科 新体系ではシソ科)

 

撮影日 2021-09-06

植物のある場所 林地、ロックガーデン

山地の林縁に生える多年草で、立秋頃から青紫色の花を咲かせます。長く伸びた雄しべと雌しべ、左右に開く花の形から雁の飛翔を、あるいは「結び雁金紋」を連想して名づけられました。全草に、ゴマの匂いを強くしたような特異な匂いがあります。
カリガネソウが生育するのは比較的低い山が多いため、工事や開発により都市近郊の山を中心に個体数の減少が著しく、東京都の区部・北多摩ではEW(野生絶滅)、南多摩および西多摩ではCR(絶滅危惧IA類)とされるなど、現時点で20以上の都府県において絶滅危惧種(準絶滅危惧を含む)に指定されています。
DNAに基づく新分類では、シソ科に分類されます。
【別名】ホカケソウ(帆掛草)
【分布】北海道から九州

 カリガネソウ 一覧  クマツヅラ科 一覧  シソ科(新体系) 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ