公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

アシタバ

(セリ科)

 

撮影日 2021-10-18

植物のある場所 民間薬原料植物区ほか

日本固有種で、おもに関東から中部地方の太平洋沿岸部に分布する多年草です。「海岸に生える」と記載されることもありますが、波打ち際の砂浜や磯場には無く、海岸線から若干離れた、海に近い山の斜面に多くみられます。香りある若葉を食用とし、伊豆諸島の名産野菜として知られます。
多年草ではありますが、セリ科に多い一回結実性で、根生葉の状態で2-3年を過ごしたあと、花茎を立ち上げて開花・結実した個体は枯れます。
茎や葉を切ると蛍光イエローを思わせる黄色い液汁が出るのが特徴的です。この色はフラボノイドのカルコン類の色です。
【用途】利尿や緩下の目的で用いられることがある
【成分】イソクエルシトリン、カルコン類など
【分布】関東南部、東海、紀伊半島、伊豆諸島、小笠原諸島

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