公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

サトザクラ「カンザン」

(バラ科)

 

撮影日 2023-04-04

植物のある場所 林地(屋外集会場手前)

明治時代に荒川堤から全国へ広まったサトザクラの八重咲き品種で、濃く鮮やかな花色とともに寒さや病虫害に強く、関東地方ではよく植栽されます。
漢字では「関山」。カンザンあるいはセキヤマと読みます。
サトザクラはオオシマザクラに由来するものが多く、含まれるクマリン配糖体が分解されて特有の芳香(桜餅の香り)を放つ性質をもつものがあります。本種の開きかけの花を塩蔵したものは、祝宴の「桜湯」や、「あんパン」のトッピング、菓子類の香り付けに用いられています。

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