公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

シラン

(ラン科)

準絶滅危惧(NT)

 

撮影日 2023-04-13

植物のある場所 有用樹木区、漢方薬原料植物区

比較的温暖な地方の、地下水などがしみ出して湿っている斜面や崖に生育する多年草です。
栽培する場合は、土質もあまり選ばず容易に育ち、庭園の草花としてよく用いられています。
しかし自生個体は少なく、環境省のレッドリスト2020では準絶滅危惧(NT)にランクされています。
地中の根茎は、扁球形をした部位(偽球茎)が連なっており、これを薬用とします。
【生薬名】ビャッキュウ、ビャクキュウ(白芨・白及)
【薬用部位】根茎
【用途】止血、排膿
【成分】粘液質(ブレティラグルコマンナン)、デンプン
【原産地】本州福島県以南から九州、朝鮮半島南部、中国大陸

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