公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ニオイイリス

(アヤメ科)

 

撮影日 2023-04-18

植物のある場所 染料香料植物区

乾燥した気候を好む多年草で、地下にショウガのような根茎があります。乾燥させた根茎が芳香をもつことから、香料植物として古代より用いられていました。
伊国フィレンツェ(=フローレンス)で中世に栽培され、学名 Iris florentina の種小名 florentina もフィレンツェにちなんでいます。
下の「花びら」(外花被片)にブラシ状の毛を生じる点は、同じくヨーロッパ原産で観賞用に栽培されるドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)に類似しており、ドイツアヤメの変種あるいは品種とみなす見解もあります。
【別名】オリス(orris)、シロバナイリス、ニオイアヤメ
【利用部分】根茎
【用途】洗濯、歯磨きの香料など
【成分】精油(イロン、ゲラニオールなど)
【原産地】ヨーロッパ南部

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