公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

タチシオデ

(ユリ科 新体系ではシオデ科)

 

撮影日 2026-04-18 見頃!

植物のある場所 林地

森林内、ときに草地にもみられる、蔓性で雌雄異株の多年草であり、同属のシオデよりもやや稀です。画像のように葉幅の広いものは日本海側に多いとされます。シオデに比べて葉面の光沢が弱く、とくに裏面は白粉を帯び、ほぼ無光沢である点が異なります。
そして、芽生えの時点でツボミが見えており、すみやかに咲くため開花期が早いこと(シオデは成長してから夏に咲く)、花被片が反転しないことが、最も分かりやすい区別点となります。
図鑑類では、本種は出始めのころ茎が立つので「立ちシオデ」という説明が多く見受けられます。しかしシオデも、芽生えの初期は自立していますし、両種とも伸びれば巻きひげで絡みつく蔓性である点は同じですので、草姿は両者の有力な区別点にはなり得ないと考えられます。
タチシオデ、シオデ、サルトリイバラなどは、日本薬局方が採用する分類法である新エングラー体系ではユリ科とされていますが、現在主流となっているAPG III / IV体系では、シオデ科、もしくはサルトリイバラ科とされます。
シオデ科とサルトリイバラ科は、どちらも同一の分類群を指しており、文献によって呼び名が異なる状況となっています。どちらもラテン語の科名は Smilacaceae となります。
【分布】本州から九州、朝鮮半島ほか

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