公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ニワトコ

(スイカズラ科 新体系ではガマズミ科)

 

撮影日 2026-04-11 見頃!

植物のある場所 林地

林縁などに多い落葉低木、ときに小高木です。
冬芽からの展葉後すみやかに開花し、黄白色の密な円錐花序となります。花の後、初夏には直径4mmほどの赤い果実ができます。葉は奇数羽状複葉で対生します。
「にわとこ」を漢字変換すると「接骨木」という候補が出ると思います。これは本種が民間薬(セッコツボク)として用いられ、枝の黒焼きを小麦粉などで練って骨折や打撲の患部に塗布し、副木を当てるなどの使い方がされたことによります。また茎(枝)の中心部には、発泡スチロールのような質の多孔質組織があり、ピス(pith,髄)と呼ばれて、顕微鏡観察用の切片作成時の保持材として、よく用いられました。
南千島、北海道、東北地方には、大型の変種エゾニワトコが分布します。
なお、有名な魔術の物語に登場する「ニワトコの杖」は、同属でヨーロッパに分布するセイヨウニワトコ(エルダー)で出来ているという設定です。
ニワトコの分類は、新エングラー体系ではスイカズラ科ですが、APG III体系ではレンプクソウ科、最新の同IVではガマズミ科とされます。
【分布】本州、四国、九州〜奄美大島、朝鮮半島南部

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