山野の、比較的乾いた場所にみられる多年草で、いわゆる「野菊」の中でもポピュラーなものです。よく似た「野菊」のユウガギクやカントウヨメナに比較して、頭花が集まって咲く傾向があり、個々の筒状花には、長さ4-5mmの明瞭な冠毛が確認できます。また、葉の両面がざらつくことも特徴です。 舌状花の色は淡い紫色です。個体差や日照条件などによって花色の濃さには変化があり、白色に近いものから、藤紫色まで色に幅があります。 園芸種のコンギク(紺菊)は、本種の中から色が濃く鮮やかなものを育成した系統です。 【北海道~九州】