公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ヤブミョウガ

(ツユクサ科)

 

撮影日 2025-11-03 見頃!

植物のある場所 林地(奥)

林の下など日陰地に群生する多年草です。和名は、茎や葉の様子がミョウガ(ショウガ科)に似ていることによりますが、本種はツユクサ科であり、ショウガ科のような精油を持たないため、香りもしません。
初夏から初秋まで白い花を咲かせたあと、5mmほどの、やや長い球形の果実をつけます。熟した果実は、金属様の青い光沢を放ち、独特の色合いを見せます。
果実はつややかで、一見みずみずしくジューシーそうな外観ですが、果汁は無く内部は乾いており、灰色の種子がギッシリと詰まっています。
こうしてつくられる大量の種子と、根茎による栄養繁殖のふた通りで殖えるため、自生地ではしばしば、大規模な群落をつくります。

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