公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

イヌサフラン ‘ウォーターリリー’

(ユリ科 新体系ではイヌサフラン科)

有毒植物

 

撮影日 2025-11-03 見頃!

植物のある場所 有毒植物区

イヌサフラン(コルチカム)の、晩生(遅咲き)の八重咲き園芸品種です。
「ウォーターリリー」は、スイレンのことで、重ねの厚い八重の花を、スイレンの花に喩えた名称です。
園芸品種といえども、イヌサフランは強い毒をもつ有毒植物であり、誤って食べると嘔吐・下痢などを呈し、重篤なケースでは呼吸困難・多臓器不全に至り、生命にかかわる確率も高いです。
葉を山菜のギョウジャニンニクやウルイ(ギボウシ類)に、また、鱗茎をタマネギやジャガイモと間違えて食した事による重篤な中毒事例が、ほぼ毎年、発生しています。サフラン(アヤメ科)とは名前が似ているだけで、代用にはなりません。
DNAに基づく分類体系では、イヌサフラン科とされています。
【有毒部分】全草
【有毒成分】アルカロイド(コルヒチン)
【原産地】ヨーロッパ中南部から北アフリカ。本種は園芸品種。

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