公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ナンテン

(メギ科)

 

撮影日 2022-07-05

植物のある場所 有用樹木区

関東地方から中国大陸の暖帯にかけて分布する常緑低木です。温暖な地域の明るい樹林などで見られますが、国内のものは植栽由来の逸出野生化も多いため、本来の自生かどうかは定かでありません。
花は、夏のはじめ6-7月に開花します。果実をつけた冬の姿がよく知られる一方で、花はあまり注目されないものですが、メギ科によくある6枚の花被片が特徴的です。
【生薬名】ナンテンジツ(南天実)
【薬用部位】果実
【用途】鎮咳薬として民間で喘息や百日咳に用いる
【成分】アルカロイド類(ドメスチン、ナンジニン)など、種子には脂肪油など

新常用和漢薬集「ナンテンジツ」

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