公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

セイヨウニンジンボク

(クマツヅラ科 新体系ではシソ科)

 

撮影日 2022-07-05

植物のある場所 民間薬原料植物区

夏に花をつける落葉低木で、観賞用の花木としても利用されます。
花のあとにできる果実は、粒コショウのような外観でチェストベリーとも呼ばれ、ヨーロッパの伝統ある民間薬として、女性特有の症状に用いられてきました。
わが国の海岸に分布するハマゴウや、中国原産のニンジンボクと同属です。
これらの和名にある「ニンジン」とは、掌状複葉がオタネニンジン(ウコギ科)の葉を思わせることからついた名です。
【別名】チェストツリー、イタリアニンジンボク
【薬用部分】果実
【用途】月経不順、更年期障害など
【成分】精油(シネオールなど)、アルカロイド。フラボノイドなど
【原産地】地中海沿岸・西アジア

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