公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

メハジキ

(シソ科)

 

撮影日 2022-07-18

植物のある場所 漢方薬原料植物区

日当たりの良い野原や河原などに自生する越年草です。昔はありふれた野草でしたが、宅地開発や都市化の進んだ地域では出会うことの難しくなった草のひとつです。環境省のレッドデータブックには掲載されていないものの、都道府県レベルで絶滅危惧種にしているところもあります。
葉は深く切れ込み、下方の葉ほど複雑な形をしています。
薬用としてはおもに産前産後に用いることから、生薬名をヤクモソウ(益母草)といいます。
【生薬名】ヤクモソウ(益母草)
【薬用部分】花期の地上部
【用途】駆瘀血等の目的で、婦人病の製剤(益母丸)等に配合
【成分】アルカロイド(レオヌリン等)
【原産地】日本、朝鮮半島、ウスリー、中国

新常用和漢薬集「ヤクモソウ」

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