公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ノゲイトウ

(ヒユ科)

 

撮影日 2021-08-03

植物のある場所 民間薬原料植物区

熱帯アメリカ原産の一年草で、日本でも暖地を中心に帰化しています。
ケイトウのような真紅や黄色の派手さはありませんが、槍状の花序には観賞価値が認められて、属名の英語読み「セロシア」の名で観賞用にもされ、特に鑑賞向きにピンクの濃い品種も知られてます。
花のあとに黒色光沢のある種子が得られます。これは青葙子(セイソウシ、あるいはセイショウシ)の名で中国最古の薬の書物「神農本草経」に収録され、目の充血の消炎などに用いたとされます。ただしわが国では生薬としての流通がありません。
【生薬名】セイソウシ(青葙子)
【成分】脂肪酸
【原産地】熱帯アメリカ

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