公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ハナビシソウ

(ケシ科)

 

撮影日 2025-05-04 見頃!

植物のある場所 栽培試験区(ケシ比較植物)

法で規制されない、植えて良い「けし」のひとつです。葉は水をはじくワックス質に覆われて白っぽい緑色で、無毛で細く切れ込み、花の色は明るいオレンジ色がポピュラーで、園芸品種としては、ピンク色やクリーム色のものも流通しています。
和名は花の様子が家紋の「花菱」に似ていることによります。また、英名のカリフォルニアポピーの名でも知られています。
花は、晴れた明るい昼間にのみ開き、夕方や夜間、また雨天の日は閉じています。
果実は細長い莢状となり、いわゆる「けし坊主」とはかなり異なる形状です。形態的に他の多くの「けし」とは差異があり、ケシ属 Papaver とは別のハナビシソウ属 Eschscholzia に分類されています。
【別名】カリフォルニアポピー
【原産地】アメリカ・カリフォルニア州~オレゴン州

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