公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

トゲナガミゲシ

(ケシ科)

 

撮影日 2025-05-24 見頃!

植物のある場所 栽培試験区(ケシ比較植物)

さく果

法による規制のない「けし」です。
園芸用の導入ではなく、貿易などに伴って、非意図的に種子が日本へ持ち込まれたと考えられる帰化植物ですが、同じく帰化して各地へ広まったナガミヒナゲシほどの個体数は見られず、やや珍しい帰化植物となっています。
国内への帰化は、1976年に大阪府堺市で最初に確認されたとの記録があります。
地上部全体に、伏した短毛があり、花は直径3-4cmほどの橙赤色で、基部が暗紫色です。
花弁が落ちやすい一日花であり、午後にはほとんど散ってしまうため、花の観察は午前中が適しています。
「さく果」はナガミヒナゲシよりもさらに縦長で、トゲのような剛毛を生ずることが、和名の由来です。
【原産地】ヨーロッパ原産、北米などに帰化分布

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