公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ジギタリス

(ゴマノハグサ科 新体系ではオオバコ科)

有毒植物

 

撮影日 2025-05-20 見頃!

植物のある場所 製薬原料植物区

茎頂の「王冠咲き」の例

イングリッシュガーデンなどでの定番の花であるジギタリスは、薬用植物としての歴史をもつと同時に、毒性の強い有毒植物でもあります。
作用の激しい強心配糖体を含み、素人療法へ用いることは厳禁です。
新しいAPG IIIおよびIV分類体系では、オオバコ科に分類されています。

なお、今年(2025年)に植栽しているジギタリスでは、茎頂に大型の奇形花をつけている花序がいくつか見られます。これは「王冠咲き」と称される場合もあり、この形質が現れやすい系統も知られますが、当園のものは偶発的な要因と思われます。植栽場所に「王冠咲き」現象に関する、より詳しい説明板を設置しておりますので、ご来園の際はご参照ください。
【別名(和名)】キツネノテブクロ
【薬用部分】葉
【用途】ジギトキシン(強心利尿薬)などの製造原料とされたが、一般の使用は不可
【成分(有毒)】強心配糖体(ジギトキシンなど)
【原産地】ヨーロッパ

 ジギタリス 一覧  ゴマノハグサ科 一覧  オオバコ科(新体系) 一覧 

和名検索        

▲このページの最上部へ