公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

パパイヤ

(パパイヤ科)

 

撮影日 2022-08-30

植物のある場所 温室、ふれあいガーデン

世界の熱帯で広く栽培される、常緑高木の果樹です。雌雄異花で、雄花は花序をつくり、雌花はふつう単独で咲きます。
原産地は熱帯アメリカ、おそらくはアンデス山脈の赤道付近と推定されるものの、はっきりとしません。世界の温暖な地域に広く分布し、わが国でも南西諸島などでは路傍の各所に野生化がみられます。
関東地方では露地での越冬は厳しいのですが、夏季の成長が速いため、育苗した苗を春に畑へ定植してひと夏栽培すれば結実します。未熟な果実「青パパイヤ」も野菜としての利用価値があり、近年、青パパイヤを目的とした露地栽培も増えています。
この未熟果実には、タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の「パパイン」が多量に含まれており、青パパイヤの利用法のひとつに、ステーキなどの食肉を柔らかくする用途があります。また抽出精製したパパインは、タンパク質の構造研究用試薬や、化粧品用として利用されます。
パパインは多様なタンパク質を分解する能力があり、パパイン自身をも分解する自己消化作用があるため、果実の成長につれてパパインは減少し、完熟した果実では概ね消失しています。
【原産地】熱帯アメリカとみられる。世界の熱帯・亜熱帯に帰化

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