公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

アマ

(アマ科)

 

撮影日 2022-08-23

植物のある場所 民間薬原料植物区

原産地は中央アジアと考えられ、古代エジプト時代より繊維用・油料用として栽培されていた植物です。
花は澄んだ淡青色で直径1cm程度、昼近くなるとしぼむ一日花ですので、観察には朝のうちが適しています。
衣料の素材表示で「麻」と表示されるものは、アマの繊維(リネン)であることが多いです。この生成りの色から「亜麻色」の語が生まれました。また寝具のシーツ類などをリネンと呼ぶのも、元来アマの繊維で織ったことに由来します。このリネンや、「線」を意味するライン(Line)などの語は、アマの属名であるリヌム Linum に由来します。
種子をアマニ(亜麻仁、フラックスシード、リンシード)と呼び、搾油して油(アマニ油)を得ます。アマニ油は乾性油の特性をいかして塗料や印刷インキの基剤、油彩画に用いられるほか、食用油としても人気を得ています。またヨーロッパでは種子を粒のまま、菓子やデザート類のトッピングなどで食べることも多いようです。
アマ属は主に北半球の亜熱帯〜温帯に180種ほどが知られ、日本にはそのうち1種が分布(マツバニンジン)、1種が帰化(キバナノマツバニンジン)します。

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