公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ソクズ

(スイカズラ科 新体系ではガマズミ科)

 

撮影日 2020-07-20

植物のある場所 林地

ニワトコに似た羽状複葉をつけ、高さ2mほどに直立する大型の多年草で、クサニワトコの別名もあります。
地中を水平に伸びる、直径1-2cmの太い地下茎があり、群落を形成します。
春に円錐花序を咲かせるニワトコに対して、ソクズは夏に扁平な花序をつけます。
花序内には、白い花に交じって黄色い杯型の腺体(せんたい)があり、蜜を分泌します。
和名のソクズは生薬名のサクチョウに由来すると言われます。
ソクズやニワトコの仲間は最近の分類体系ではガマズミ科(レンプクソウ科から改称)に属します。
【生薬名】サクチョウ(蒴藋)
【薬用部分】全草
【用途】民間薬としてリウマチ・神経痛・むくみの解消等に利用
【成分】トリテルペン(ウルソール酸)、硝酸カリウムなど

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