公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ナツズイセン

(ヒガンバナ科)

有毒植物

 

撮影日 2020-07-20

植物のある場所 林地奥側

中国原産とみられる多年草で、観賞用に植えられていたものが時に逸出野生化しています。雑種起源と推定され、果実はできません。
ヒガンバナ同様に全草にリコリン等の有毒成分を含みます。
葉は開花期には無く、早春から初夏にかけて生じ、スイセンに似て、やや白みを帯びた緑色です。
本種は属の分類ではスイセンよりもヒガンバナに近い植物ですが、スイセンはニラとの誤食が多く起きている有毒植物であり、葉が似ている本種もまた誤って食べることのないように注意を要する植物と言えます。
【原産地】中国

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