公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ヒサカキ

(ツバキ科 新体系ではサカキ科)

雄花

撮影日 2026-03-16 見頃!

植物のある場所 林地

雌花

乾燥気味の丘陵地の林下などに多く見られる、雌雄異株の常緑小高木で、葉には細かい鋸歯が目立ちます。
早春に、淡緑色〜黄褐色の花を、枝から下向きに多数咲かせます。花からは「ガス漏れ」にも喩えられる独特の臭気が放たれ、このニオイで開花に気づくこともしばしばです。この臭気は主にハエ類を呼び寄せることが分かっており、本種の花は「ハエ媒花」として知られています。
「本榊」と称することもある別属のサカキは、東北には分布せず、関東でも少ないことから、東日本において「お榊」には、本種ヒサカキの枝が多く用いられます。
和名の由来には、サカキよりも小型であることから「姫榊」、あるいはサカキに非ずということで「非榊」等々の諸説が知られます。
従来、ツバキ科に含められてきたサカキ、ヒサカキ、モッコクなどは、APG体系では新しい科へ分離されました。
本稿ではこの科(ラテン名でPentaphylacaceae)を、「サカキ科」としていますが、資料によっては「モッコク科」の呼称を用いるものもあります。
(分類群としては同じものを指します)
【分布】本州秋田県・岩手県以南〜沖縄、朝鮮半島南部

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