新常用和漢薬集
名称 |
ヤクモソウ
(益母草)
第十七改正日本薬局方 収載
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英名 | Leonurus Herb | 生薬ラテン名 | LEONURI HERBA |
![]() 生薬名:ヤクモソウ |
![]() 植物名:メハジキ |
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基原 | メハジキ Leonurus japonicus Houttuyn 又は Leonurus sibiricus Linné (Labiatae シソ科)の花期の地上部。 | ||
調製 | 夏の開花期に採集し、日干し乾燥する。 | ||
産地 | 日本、中国 | ||
性状 |
茎、葉及び花からなり、通例、横切したもの。茎は方柱形で、径0.2 ~ 3 cm、黄緑色~緑褐色を呈し、白色の短毛を密生する。髄は白色で断面中央部の多くを占める。質は軽い。葉は対生し、有柄で3全裂~3深裂し、裂片は羽状に裂け、終裂片は線状ひ針形で鋭頭、又は鋭尖頭、上面は淡緑色を呈し、下面は白色の短毛を密生し、灰緑色を呈する。花は輪生し、がくは筒状で上端は針状に5裂し、淡緑色~淡緑褐色、花冠は唇形で淡赤紫色~淡緑褐色を呈する。 僅かににおいがあり、味は僅かに苦く、収れん性である。 |
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成分 |
フラボノイド:rutin アルカロイド:leonurin、leonurisine、stachydrine 脂肪酸:linolric acid、linolenic acid |
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選品 | 茎が細く、質柔らかく、新鮮で緑色のものが良い。 | ||
適応 | 通経・収れん作用があり、婦人産後の止血・補精の目的で、薬方に配合される。 | ||
漢方 処方例 |
芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)・芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん) |
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貯法 | 密閉容器 | ||
情報更新日 2020/05/14 |