公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

リクチメン

(アオイ科)

 

撮影日 2025-11-26 見頃!

植物のある場所 民間薬原料植物区

ワタの「綿毛」は、種子の表面に生えた毛が、特に長くなったものです。ひとつの推測として、ワタ属の祖先種は海浜植物で、海流に運ばれて分布を広げるのに、長い綿毛に覆われた種子が有利であった…という説が知られます。脱脂していない綿毛は水分を弾くため、「航海」中に水が染みて沈んでしまうこともありません。
ワタ属は古代より有用な繊維資源として利用され、植物学の発達以前に、既に世界各地への伝播と交雑が進んでいました。このため、現在の栽培系統の遺伝的なルーツについては、未解明の部分もあります。原種に近いワタ属には、多年草や木本性の種も知られています。リクチメンは、18世紀頃の北アメリカ大陸で栽培ワタから生じたと推定される、一年草のワタです。現在世界で最も多く栽培されるワタの系統となっています。
綿製品として医療用のガーゼ・脱脂綿等が、平成17年まで日本薬局方に収載されていました。現在は医療機器の扱いとなって局方からは外れましたが、そのような経緯により、当園では引続き、ワタ属の数種を栽培しています。

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