公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ツルボ

(ユリ科 新体系ではキジカクシ科)

 

撮影日 2025-09-02 見頃!

植物のある場所 林地

林縁や草地、河川敷などに広くみられる多年草で、地下には鱗茎(いわゆる球根)をもちます。おもに鱗茎の分球で、また種子でも繁殖し、ときに広範囲の群落となります。
葉は、春に多く出て、夏前に一度枯れます。秋口に再び芽生え、少しの葉とともに、こんどは10〜30cmほどの花茎も立ち上げて、淡い紅紫色で星形の花を総状花序につけます。
鱗茎はデンプン質に富み、中国の明代には救荒植物として利用された記録もあるようですが、毒成分も含むとみられ、簡単に食すことはできません。
漢字で「蔓穂」などと書かれますが、由来は不明です。
【別名】サンダイガサ(参内傘)
【分布】北海道南西部から沖縄、朝鮮半島、中国大陸、台湾ほか

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