公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

イチリンソウ

(キンポウゲ科)

有毒植物

 

撮影日 2024-04-13

植物のある場所 ロックガーデン

林縁や草地に多い多年草です。ニリンソウよりも若干開花期(咲き始め)が遅く、花ははるかに大きく直径5cm以上、花弁状の萼片は5枚、ときに6-7枚あります。雄しべの葯が黄色いこともニリンソウとの区別点になります(ニリンソウの葯は白色)。
萼片の外側(裏面)が紅紫色を帯びることがあり、その色が透けてうっすらピンクを帯びて見えることもあります。
生活型はニリンソウと同様に、落葉樹林の林床や林縁を好み、林内が明るい春季のうちに開花結実する、春植物です。
イチリンソウ属はラテン語名でAnemoneであり、園芸のアネモネ(ハナイチゲ)A. coronariaも含まれ、世界に約150種が分布します。いずれの種も、花弁に見えるものが萼片であることが共通しています。
【分布】本州・四国・九州

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