公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ニリンソウ

(キンポウゲ科)

 

撮影日 2024-04-02

植物のある場所 ロックガーデン、林地

丘陵や山地の、ほどよく湿った腐植質の多い林床や沢沿いに生育する多年草で、しばしば一面の大群落を形成します。
春先に芽生えて速やかに開花し、初夏には結実して地上部が枯れ、残りの期間を休眠する典型的な春植物(スプリング・エフェメラル)です。
包葉の上に、ふつう2輪(ときに1-3輪)の白い花を咲かせます。2輪は同時には咲かず、少し時間差をつけて咲きます。
キンポウゲ科の中では珍しく、山菜として利用される場合もあります。
しかし猛毒のトリカブトなども、同じ環境によく似た芽生えを生じます。確実に同定できない限り食用とするべきではありません。
【分布】北海道から九州

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