公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

イブキトラノオ

(タデ科)

 

撮影日 2022-05-19

植物のある場所 民間薬原料植物区

山地や高原の草原に生育する多年草で、白から淡紅色の花序が特徴的です。色づいているのは花弁ではなく萼片です(タデ科の特徴)。
イブキは、滋賀県・岐阜県にまたがる伊吹山に由来します。トラノオは長い花穂をもつ植物によく付けられる和名で、タデ科に限らずシソ科、サクラソウ科などさまざまな科の植物に見られます。
【生薬名】ケンジン(拳参)
【薬用部分】根茎
【用途】民間療法で下痢止め、収斂剤などに煎用。また、うがい薬として口内炎に用いられる。
【成分】タンニンなど
【原産地】日本、ユーラシア大陸北部

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