公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ヒュウガトウキ

(セリ科)

絶滅危惧II類(VU)

 

撮影日 2021-06-28

植物のある場所 民間薬原料植物区

開花期には高さ1~1.5mほどになる、やや大型の多年草です。
日向国すなわち宮崎県から大分県にかけて自生しますが、もともとの分布域が限られることに加え、自生地での工事等で個体数が減っており、絶滅危惧植物とされています。
また別名のニホンヤマニンジン(日本山人参)の名で健康食品としての需要があり、この目的での乱獲も個体数減少の原因と見られます。
なおトウキ(ヤマトトウキ)とは同属別種であり、生薬トウキの基原植物ではないことに注意が必要です。
【別名】ニホンヤマニンジン
【用途】健康食品(お茶)など
【成分】クマリン誘導体ほか
【分布】九州(宮崎県・大分県)

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