季節の花(東京都薬用植物園)
センニンソウ
(キンポウゲ科)
有毒植物
撮影日 2024-11-19
植物のある場所 有毒植物区ほか
果実は、種子と果皮が密着して果肉に相当する部分が無く、痩果(そうか)とよばれる形態の果実です。
羽毛のような銀白色の毛は、めしべの花柱部分に由来し、晴天が続くとこのように開いて、冬の強い季節風に乗って種子散布します。
山野の陽当りのよい場所や都市部の道端などに生える、つる性の多年草で、葉柄を他のものに巻き付けて成長します。
園芸植物のクレマチスと同属であり、原種系クレマチスとして栽培されることもあります。
キンポウゲ科の大部分がそうであるように、本種も有毒植物であり、茎や葉の液汁に触れると皮膚炎を起こします。
本種を含め、クレマチスの手入れの際は、手袋や保護めがねなどを着用することが望ましいです。
【有毒成分】プロトアネモニン
【原産地】日本、朝鮮半島、中国