公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ミツデカエデ

(カエデ科 新体系ではムクロジ科)

 

撮影日 2024-11-12

植物のある場所 水生植物区付近(池の橋のたもと)

葉は三出複葉

カエデ類の葉といえば、指を広げた「てのひら状」を思い描きますが、中にはそうでない葉をつける種もあります。掌状にならない、切れ込みのほぼ無い単葉をつける、ヒトツバカエデやチドリノキ、そして複葉をつける本種ミツデカエデなどが該当します。
ミツデカエデは、山地の沢筋などに多くみかける日本特産のカエデで、雌雄異株であり、長い葉柄の先に葉身が3つに分かれた三出複葉をもちます。その紅葉は、イロハモミジなどにも負けない鮮明な色合いを見せます。
複葉性のカエデ属としては、わが国には本種のほか、同じく三出複葉をもつメグスリノキがあります。また北米原産で、街路樹や庭木として植えられるネグンドカエデ(和名:トネリコバノカエデ)も、市街地で見かけることがあります。
【分布】北海道南部・本州・四国・九州中部

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