公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

サンシュユ

(ミズキ科)

 

撮影日 2022-12-10

植物のある場所 有用樹木区

葉がすっかり落ちたあとも、つややかな紅色に熟した果実(正確には「偽果」)が樹を彩っています。植物学者の牧野富太郎博士は、紅色の果実をつけた姿に「アキサンゴ」の名を与えました。
わが国へは享保年間(1720年頃)にもたらされ、小石川御薬園に初めて植えられたとされ、以来、庭園樹や公園樹、ときには街路樹としても親しまれています。
【別名】ハルコガネバナ、アキサンゴ
【生薬名】サンシュユ(山茱萸)
【薬用部分】偽果の果肉
【用途】漢方処方用薬:強壮・収斂(八味地黄丸)
【成分】イリドイド配糖体(ロガニンなど)、有機酸、テルペン類など
【原産地】朝鮮半島、中国

新常用和漢薬集「サンシュユ」

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