公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ガマズミ

(スイカズラ科 新体系ではガマズミ科)

 

撮影日 2022-10-22

植物のある場所 林地

丘陵から山地に幅広くみられる落葉低木ないし小高木です。葉は対生し、彫りの深い葉脈が目立ちます。
秋が深まるとともに赤熟した果実が目立ってきます。いかにも美味しそうで、食べることもできますが、梅干し並の酸っぱさです。酸味のせいか鳥も大好きというわけではなさそうで、長期間、果実を鑑賞できます。初冬を迎え、葉がすっかり落ちても果実が残りますが、この頃になると深いルビー色に透き通ってきて、若干の甘みも乗ってきます。
ガマズミの科分類は、長く親しまれ日本薬局方も採用する新エングラー体系ではスイカズラ科とされますが、ゲノムに基づくAPG III体系ではレンプクソウ科、続く現在最新のAPG IV体系ではレンプクソウ科全体がガマズミ科に改名されるという経緯をたどり、書籍や資料によって科名がまちまちである状況が続いています。
【分布】北海道南部~九州、朝鮮半島、中国

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