公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

イヌショウマ

(キンポウゲ科)

 

撮影日 2022-10-08

植物のある場所 ロックガーデン、林地の一部

山地の林内、山道の路傍などに生育する多年草です。
生薬「ショウマ」の基原植物であるサラシナショウマと同属で、見た目も似ていますが別種です。花柄が短く、花序軸に花がほぼ直接つくこと(つぼみの部分を見ると判りやすいです)、根生葉が2回三出複葉(小型の個体では1回三出複葉)で、3回三出複葉を基本とするサラシナショウマよりも小葉の数が少ないことで区別できます。
本種は薬用・食用としないことからイヌとついたようです。当園では、サラシナショウマよりも若干早く咲き出し、概ねイヌショウマ→オオバショウマ→サラシナショウマの順に開花いたします。
【分布】本州中部(東北~近畿)太平洋側

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