公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ワレモコウ

(バラ科)

 

撮影日 2026-10-02 見頃!

植物のある場所 民間薬原料植物区(飛地・ロックガーデン近く)

日当たりのよい草地にみられる多年草です。河川堤防や線路脇など、定期的に草刈りされる平地の草地から、標高2,000m級の山地草原・湿原まで広くみられます。
山地では夏から、平地では秋になると、高さ1mほどに伸びて分枝した茎の先端に、卵形〜長球形の密な花序をつけます。この花序を「穂状花序」に分類する場合が多いものの、典型的な穂状花序とは逆に、先端側から開花が始まります。
個々の花は暗赤色(開花中はピンクを帯びる場合があり)ですが、色づいているのは4裂した萼片であり、花弁はありません。およそバラ科にみえない、独特の雰囲気の花です。
葉は奇数羽状複葉で、幾分「バラ科らしさ」を感じることができます。
若葉を茹でて山菜として食すこともあります。とはいえ、出始めのごく若い葉でないと、すぐ硬くなります。
【生薬名】チユ(地楡)
【薬用部分】根および根茎
【用途】民間薬としてうがい薬、下痢止め、止血など
    漢方処方用薬:消炎・収斂止血(槐角丸など)
【成分】トリテルペンサポニン(サングイソルビン)、エラジタンニンなど
【分布】日本(北海道から九州)、ユーラシア

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