公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ツルドクダミ

(タデ科)

 

撮影日 2019-10-04

植物のある場所 漢方薬原料植物区

タデ科に属する、つる性多年草です。心形の葉がドクダミに似ていることによる命名ですが、ドクダミとは科のレベルで異なり、写真の通り花の様子もまったく異なります。
江戸時代、長崎で薬用として導入され、その後各藩の大名屋敷などで栽培されました。現在も屋敷のあった各地の都市に野生化したツルドクダミが見られます。
【生薬名】カシュウ(何首烏)
【薬用部分】根茎
【用途】漢方処方用薬:貧血、不眠(当帰飲子)
【成分】アントラキノン類、スチルベン配糖体等
【原産地】中国、台湾原産、日本各地に帰化

新常用和漢薬集「カシュウ」

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