季節の花(東京都薬用植物園)
ベニバナ
(キク科)
撮影日 2021-05-25
植物のある場所 漢方薬原料植物区、ふれあいガーデン
休園中につき直接ご覧いただけませんが、今年の開花状況をご案内するため掲載しております。
頭花は管状花(筒状花ともいう)だけからなり、咲き始めは黄色く、次第に赤く変化します。あとから生じる紅色色素(カルタミン)は水に難溶性で、これを生じた管状花を生薬として、また紅色染料として利用します。
種子から採れる脂肪油は、食用油(サフラワー油)として利用されます。
葉や総苞片に鋭いトゲがあります。
切花用にトゲのない品種も知られていますが、染料用・薬用としてはトゲのある在来種のベニバナを用います。
【別名】スエツムハナ(末摘花)
【生薬名】コウカ(紅花)
【薬用部分】管状花
【用途】漢方処方用薬:婦人薬(折衝飲)
【成分】紅色色素(カルタミン)
【原産地】中近東とされる