公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ハクモクレン

(モクレン科)

 

撮影日 2021-03-10

植物のある場所 外国植物区

ただいま臨時休園中です
休園中につき直接ご覧いただけませんが、今年の開花状況をご案内するため掲載しております。

中国原産で、庭園などに植えられ親しまれている落葉高木です。
時にコブシと混同されていますが、ハクモクレンは、花がほぼ上向きで大きいこと、花弁と萼片が同じような大きさ・外見で区別できないため総称して花被片(かひへん)と呼び、合計9枚あること(コブシの花弁は6枚)、淡いクリーム色であることで区別できます。
コブシと同様に、生薬シンイの基原植物として認められています。
【生薬名】シンイ(辛夷)
【薬用部分】つぼみ
【用途】漢方処方用薬:発散・排膿作用、頭痛・鼻づまりなどの改善(葛根湯加川芎辛夷ほか)
【成分】精油(β-ピネン、リモネンほか)、リグナン類、アルカロイド類など
【原産地】中国東南部~西南部

新常用和漢薬集「シンイ」

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