公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

クサノオウ

(ケシ科)

有毒植物

 

撮影日 2020-05-16

植物のある場所 正門付近、有毒植物区ほか

林縁や草地に多い越年草で、全体に白い毛が多く、春から秋にかけて長い期間、黄色の4弁花を咲かせます。茎や葉を傷つけると黄色い有毒な液汁が出てきます。
基準変種(ヨウシュクサノオウ)を含めるとユーラシア大陸に広く分布しており、ヨーロッパの野原にもほとんど同じものがみられます。
有毒植物であり、改正食品衛生法(2020年6月1日施行)において、特別の注意を必要とするものとして指定成分のひとつに指定されています。
誤食すると胃腸粘膜のただれ、呼吸麻痺などを起こし、注意が必要です。
【分布】北海道から九州、中国、朝鮮半島など
【有毒部位】全草
【有毒成分】アルカロイド(ケリドニン他)

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