季節の花(東京都薬用植物園)
セリバオウレン
(キンポウゲ科)
撮影日 2026-02-20 見頃!
植物のある場所 林地、ロックガーデン
オウレン Coptis japonica は日本特産種の常緑多年草です。複葉の分かれ方の程度によって、キクバオウレン、セリバオウレン、コセリバオウレンの3変種に分類されます。
このうち主に栽培されているのがセリバオウレンで、葉は二回三出複葉です。
花弁の内側に雄しべ・雌しべが揃っており結実する「両性花」の花序と、雄しべのみで結実しない「雄花」の花序の両者が、同一の株から生じます。
両性花は中心部に淡緑色〜赤紫色の雌しべが目立つ一方、雄花にはそれが無く花全体が純白に見えるので、一見して区別ができます。
なお、雄しべを欠き、雌しべのみの「雌花」も現れる、としばしば解説されますが、雌花の出現率は著しく低いようで、なかなか観察できません。
花は早春に咲きますが、一年中葉を保っている常緑多年草であるため、早春植物(スプリング・エフェメラル)には分類されません。
【生薬名】オウレン(黄連)
【薬用部分】根茎
【用途】漢方処方では清熱・止血・止瀉(黄連解毒湯、三黄瀉心湯など)、生薬製剤では苦味健胃薬として配合。
【成分】ベルベリンなど
【原産地】北海道、本州


