季節の花(東京都薬用植物園)
アサガオ
(ヒルガオ科)
撮影日 2026-08-11 見頃!
植物のある場所 製薬原料植物区
当園では、薬用とする系統のアサガオを栽培しており、空色花と白色花の系統のうち、今年は、白い花の系統を植栽しています。この系統は、植物体全体にアントシアニンなどの色素を欠いており、花は白く、つるや葉柄も赤みを帯びずに淡緑色で、種子も黒くならず白色(実際の色は淡褐色に近い)となるものです。
薬用として栽培されるアサガオは原種に近く、つるの伸長は旺盛である一方、花は直径5-6cmほどの、小輪・丸咲きです。朝顔市や庭先で咲く、美麗な大輪系アサガオの花を見慣れている眼には、かなり地味で素朴な花に見えるでしょう。
また、花がしぼむのが、園芸品種のアサガオよりもさらに早いため、当園のアサガオの観察には、曇って涼しい日の開園直後が適しています。
ケンゴシは作用が強く、激しい下痢や腹痛を引き起こす点において有毒植物としての側面もあるので、素人療法や興味本位で服することは避けるべきです。
【生薬名】ケンゴシ(牽牛子)
【薬用部分】種子
【用途】民間薬として少量で緩下薬、量を増すと俊下薬
【成分】樹脂配糖体(ファルビチン等)、脂肪油等
【原産地】熱帯アジア

