公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

コボタンヅル

(キンポウゲ科)

有毒植物

 

撮影日 2026-08-21 見頃!

植物のある場所 有毒植物区

2回三出複葉(小葉が9枚)。各小葉にはギザギザがある。

センニンソウによく似て、葉に欠刻(ギザギザ)のある、ボタンヅルという、つる性多年草があります。
葉の形態の違いのほか、花色がほぼ純白のセンニンソウに対して若干クリーム色であり、花びらに見える4枚の萼片が短めで、花序が密集気味であることなど、花についても若干の差異があります。
ボタンヅルの基本種では、葉が3枚の小葉からなる1回三出複葉ですが、その変種として、各小葉がさらに3つに分かれて、9枚の小葉からなる2回三出複葉となるのが、本変種コボタンヅルです。関東地方では母種のボタンヅルと同程度に、よく見られる変種です。
市街地にも頻繁にみられるセンニンソウに対して、ボタンヅルやコボタンヅルは、郊外や山間部の林縁などに多くみられる傾向があります。
本種も、センニンソウはじめ、キンポウゲ科では広範にみられる有毒成分プロトアネモニンを含み、植物体を傷つけたときの液汁が皮膚につくと「かぶれ」などを生じます。
【有毒成分】プロトアネモニン
【分布】母種ボタンヅルは日本(本州・四国・九州)、朝鮮半島、中国。本変種コボタンヅルは東北地方南部・関東・中部。

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