公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

アオイスミレ

(スミレ科)

 

撮影日 2020-02-29

植物のある場所 林地(西門付近)*西門から出入りはできません

他のスミレ類に先駆けて咲く早咲きの野生スミレで、ほぼ日本列島の特産種です。
やや湿潤な落葉樹林の林床や林縁に多く、花は青紫色から白色、半開きのような咲き方が特徴的です。
葉は先端がほとんど尖らずほぼ円形に近く、この形状をフタバアオイ類の葉になぞらえた和名とされます。開花期の葉は直径3cmほどですが、花後、夏や秋に出る葉は直径7-8cmほどに達して小ぶりのフキの葉のようで、ヒナブキ(雛蕗)という別名もあります。
画像に見られるように新葉が巻いて出ることや、葉の両面に軟毛が多いことも他のスミレとの区別点になります。
【分布】北海道・本州・四国・九州(宮崎県以北)

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