公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

エンゴサク

(ケシ科)

 

撮影日 2020-03-09

植物のある場所 漢方薬原料植物区

漢方薬原料植物区で開花が始まりました。
カタクリなどと同様に観察できる期間が短く、早春に開花して初夏には地上部が枯れる「春植物(スプリング・エフェメラル)」とよばれる生活型の植物です。
地中に塊茎をもち、1年の大半は地下部のみの姿で休眠しています。
東京近郊の山野には同属のヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサクなどが自生し、似た花を咲かせます。ただしそれらは生薬エンゴサクとしては使いません。
【生薬名】エンゴサク(延胡索)
【薬用部分】塊茎
【用途】漢方処方薬:鎮痛・鎮痙(安中散など)
【成分】アルカロイド(デヒドロコリダリンなど)
【原産地】中国から朝鮮半島

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