公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ウグイスカグラ

(スイカズラ科)

 

撮影日 2020-02-12

植物のある場所 林地

落葉樹林の林床に多い落葉低木で、ピンクの花が雑木林に春を告げます。
しばしばウグイス「カズラ」と呼ばれますが、漢字表記では鶯神楽、ウグイス「カグラ」が正しい和名です。
果実は1cm弱の長さで5-6月に赤く熟し、微かに甘く可食です。
植物図鑑では「花は下垂してつき」「下向きに咲く」等の記載がありますが、開花初期には下垂する花柄が伸びておらず、このように横向きあるいはやや斜上して咲く様子もよく見られます。
葉や花冠が無毛のものをウグイスカグラ、粗い毛の生えるものをヤマウグイスカグラ、腺毛(分泌物のある毛)が目立つものをミヤマウグイスカグラと細かく分類する場合もあります。ただし毛の生え方が中間的な個体もみられます。
【分布】北海道南部、本州、四国、九州

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