公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ハシリドコロ

(ナス科)

有毒植物

 

撮影日 2019-03-25

植物のある場所 製薬原料植物区

山地の沢沿いなどの湿った場所に生育する多年草です。
みずみずしい見た目ですが有毒です。葉の開く前の芽生えをフキノトウと間違えて採取して食べ、中毒した事例があります。
ナス科は野菜として有用な種を含むと同時に、本種をはじめ有毒植物も多数知られており、誤って喫食することによる中毒事故が起きています。
葉の展開と同時に、鐘形の直径2cmほどの花を咲かせます。

【別名】オメキグサ、サワナス
【生薬名】ロートコン(劇薬指定)
【薬用部分】根茎、根
【用途】ロートエキス(鎮痙薬)、臭化水素酸スコポラミンなどの製造原料
【有毒部分】全草
【成分】アルカロイド(ヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミンなど)
【分布】本州から九州

新常用和漢薬集「ロートコン」

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