公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

フクジュソウ

(キンポウゲ科)

有毒植物

 

撮影日 2024-02-03

植物のある場所 有毒植物区ほか

日本に分布するフクジュソウ属は、かつてはフクジュソウ1種のみと考えられていましたが、染色体数や形態上の差異があることから、現在ではフクジュソウのほか、キタミフクジュソウ、ミチノクフクジュソウ、シコクフクジュソウの合計4種に分けられることが明らかにされています。
画像の花は園芸品種のフクジュカイ(福寿海)です。フクジュソウとミチノクフクジュソウの雑種起源とみられており、強健で栽培容易なため広く普及している品種です。

花は、陽の当たる日中に開き、夜間や、天気の悪い日は閉じています。明るい色彩で目を楽しませてくれて、福寿草、元日草などの縁起の良い名前で呼ばれる一方、生命にもかかわる強い毒性のあることでも知られています。
黄色い花弁が見える前の状態はフキノトウの出始めと誤認されやすく、誤って食べてしまい中毒する事例が多く報告されています。白い微毛に覆われているフキノトウに対し、フクジュソウはほぼ無毛で光沢があって、一見みずみずしく見えることにも留意する必要があります。

【有毒部位】全草
【有毒成分】強心配糖体(シマリン、アドニトキシン)
【分布】北海道および本州
(キタミフクジュソウは北海道東部に多く、ミチノクフクジュソウは本州・九州、シコクフクジュソウは四国・九州に分布)

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