落葉樹林の下に多く、ときに草地などにもみられる多年草です。カタクリやニリンソウと同時期の林で開花し、早春植物(スプリング・エフェメラル)のような雰囲気ですが、葉が夏過ぎまで残って光合成をするので、早春植物には含まれません。 センリョウ科の花には花弁や萼片がありません。雄しべはセンリョウ属では1本、ヒトリシズカおよびフタリシズカを含むチャラン属では3本あり、花糸が白く目立っています。 同属のフタリシズカは1ヶ月あまり遅れて咲き始め、花糸が短く球状で、本種よりも地味にみえます。 【分布】北海道から九州